【講談社クリエイターズラボ】モーションキャプチャして来たよ!

 皆様こんにちは!

 モーキャプのブログを書く書く言っておきながら2か月ほどたってしまったManaです。
なぜそんな経ってしまったかというとモーキャプデータをちゃんと取り込めて活用できるようになってからじゃないと自己嫌悪でやってられねぇと思ったからです!!!!!
今回講談社さんの本社でゲーム用にモーションキャプチャを撮らせていただき、とても貴重な経験だったので簡単にですがゆるくブログに残そうと思います。

 まず、撮る前にどのようなモーションが必要かというのをまとめる必要があったのでエクセルでつらつら書いていたのですが、早速問題が…。

そもそもゲームの構成が完全に決まっていないステージがあるのに、モーション決めるの難くね…?

 ということでざっくり各ステージでどんな行動をとりたいのか、から詰めなおし始めてざっと100個ほどリスト化しました。また、今回撮りたいキャラクターの数や性別も指定できたのですが、「男性でも女性でもない、無機質な動きで!」という注文を出させていただきました。


 リストを送り、日本へ帰国、いざ撮影!!ということで初の講談社さんの事務所へ。

(入口分かりにくくて警備の人にここじゃないですと怒られたことは秘密…(笑))

 担当編集の方とのご挨拶を済ませ、講談社の事務所内にスタジオがあるとのことなので移動したのですが社内がびっくりするほどダンジョンのように入り組んでいて、一人できたら一生外には出られないと思いました。

 今回アクターとして来ていただいたのは株式会社モーションアクターの杉口秀樹さんでした。自分がいつも楽しませていただいているAAAタイトルのモーションを沢山やられている方で、来ていただけると知ったときは、え?????マ???????となりました(笑)

 スタジオは写真のようにすごく本格的で、このようなスタジオに入る経験は今までなかったのでワクワクしたと同時に、さ、寒い!!!!!なんだこの寒さは!!!!!アクターさんが全身タイツで動き回るので、それに合わせて温度調節をしているようです。大変だぁ…。(もちろん事前に上着もってこいの指示がありましたよ!)

写真は撮影を手伝ってくださった写真部の方に撮っていただきました

 ゲームコンセプトやキャラクターについて説明し、こういう仕草をお願いしたいとお話ししながら進めていきました。こちらがお願いしたことを即座に理解して、提案していただいたり、短い言葉で想定した動きをそのまま表現していたり…プロの仕事ってすげぇ…。
 モーションだけではなく、表情や声、感情も表現されていて、これを見られるのは製作者の特権でしたね。
 大好きなゲームの中の人…と思ったら終始緊張しっぱなしでしたがとてもフランクにお話ししてくださり、未経験でも楽しく撮影することができました!
 
 事前に必要そうな道具は伝えて用意していただいたのですが、その場にない道具が必要になったら、あるものを工夫してモーションを撮っていくのがすごくおもしろかったです。

例えば、蟻地獄に引きずり込まれるモーションを撮るときは布団とロープを持ってきていただいて、スタッフさんにご協力いただき後ろから引っ張りながら撮ったり。


 絵画に必要そうな道具、それっぽい椅子まで用意していただきました(笑)
 
 実際に撮れたデータをOKか確認しながら進めていきます。
 アクターさんの他、スタッフの方々にも技術面で問題ないかチェックしていただきます。

 10時から午後6時までみっちり撮影して、おかげさまで約100個ほどの撮りたいモーションがすべて撮れました!ベテランのアクターさんで約100個とのことなのでかなり良いペースで進めたのではないかと思います。
 (その後少しだけ余った時間で螺旋丸!!とかNieR:Automataっぽい攻撃モーションしてください!!とかいう無茶ぶりに快く答えていただきました(笑))

 本当に貴重な経験をさせていただき、つくづく環境に恵まれていると感じます。実際自分で作った動きと比較すると明らかにキャラクターに命が吹き込まれていて感動したとともに、クオリティも上がったように見えて良いことばかり。私のゲームの為にこんなにたくさんの方にお時間をいただいているので絶対!!!!ゲーム!!!!発売するぞ!!!!うがーーーーー!!
 ということで応援していただけますととても嬉しいです。ではでは。




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